KORG メトロノームの使い方と機能の解説【KDM-3レビュー】

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機種名の「KDM-3」は、
「KORG Degital Metoronom」の3代目ということだそうです。

基礎練習をはじめ、リズム練習に非常に役に立つ「メトロノーム」

こちらではKORG KDM-3の一年以上使用したレビューをまとめています。
メトロノーム選びのお役に立てれば幸いです。

KORG KDM-3が選ばれる3つのポイント

1.大音量で聞き取りやすい「アナログメトロノームの音」

KDM-3は8種類の収録音からメトロノームの音が選択できるようになっています。
中でも機械式の「アナログメトロノームの音」が出せる、
デジタルメトロノーム・リズムマシーンはめずらしく、人気の理由の一つです。

多機能なデジタルメトロノームはどうしても、
独特の「ピコピコ音」で耳が疲れてしまう傾向がありますが、
KDM-3ではその心配はありません。

本体のてっぺんに、
デジタルメトロノームにしては大きめのスピーカーを積んであるため、
結構な音量が出ます。

また一拍の音の歯切れもよく、聞き取りやすいです。
楽器本体の音量が結構あるタイプの楽器の練習の際にも使いやすいです。

2.直感的な使いやすさ

基本的に本体てっぺん右側のボタンと、
正面のダイヤルだけで操作が完結します

練習をしながらの手が空かない際でもとても使いやすいです。

また本体正面の現在の設定が表示されるディスプレイも大きく、
練習しながら確認がしやすいことも魅力です。

見た目がかわいくてサイズもコンパクト

ご覧の通り昔ながらの機械式のアナログメトロノームを模した形をしていて、
見た目がとてもかわいらしいです。

単純にかわいらしいだけでなく、
高さが11.2cm・幅が6cm・奥行6.8cmとコンパクトなのでかさばることもありません

置いた時にも安定している上、インテリア的にも見栄えが良いです。

カラー展開も複数あり、ホワイト・ブラックをはじめ、
木目のナチュラルな見た目のバリエーションがあります。
(2024年にはサンリオとのコラボデザインも!)

見た目が気に入っていると練習でも漏れなく使うようになり、
練習モチベーションにも繋がります。

もちろん見た目とともに機能面も充実しています。

KORG KDM-3の基本情報

メーカーKORG(シンセサイザーやエフェクターのメーカー)
メトロノームの音色数8種類から選択
(機械式メトロノーム、電子音、カウベル、クラベス、ハンドクラップ、スティック、リムショット、女性ボイス)
リズムパターン数全19パターン収録
テンポ操作方法ダイヤル操作
タップ操作
ペンデュラム操作
サイズ、重量高さ11.2cm・幅6cm・奥行6.8cm/重量167g
バッテリーアルカリ単四電池4本
価格定価:6,050円

KORG KDM-3「各種ボタンの説明」まとめ

各ボタンの図解です。

1.てっぺんのスピーカー付近のボタン

KORG.KDM-3(KORGメトロノーム)スピーカー付近のボタン
  • START/STOP

本体てっぺんの右側のボタンです。メトロノームを開始したり停止したりします。

  • TAP

本体てっぺんの左側のボタンです。押し込むタイミングでテンポを設定します。
 

2.正面部分のボタン類

KORG.KDM-3(KORGメトロノーム)本体正面のボタン
  • TEMPO/CALIB DIAL

本体正面、ディスプレイの下部左にある、ダイヤルです。
テンポや調律モードの際のピッチを設定します。テンポは30~252まで設定できます。

  • BEAT

一回しで何回メトロノーム鳴らすかを、上下の矢印ボタンで設定します。
 

3.側面部分のボタン類

KORG.KDM-3(KORGメトロノーム)本体側面のボタン
  • VOLUME(SOUND DIAL)

縦に回して音量を設定します

  • PHONES

イヤホンやヘッドホン、スピーカーなどにアウトプットします。

下記は下側に並んだ小さいボタンたち4つです。それぞれ右側からご説明します。

  • STANDBY/ON(ON/OFF)

本体の電源ボタンです。側面にあるのでご注意ください。

  • TIMER

1~120分のうちからタイマーを設定します。
長押しするとテンポ設定モードを、
「機械式(振り子ペンデュラム式)のメトロノーム」に準じた設定モードに変更できます。

  • VOICE SELECT

8種類の収録音声の中からメトロノーム音を設定できます。

  • SOUND

チューニング用の音を出音するモードに切り替わります。
最大音量にしているときに間違えて押してしまうとビックリしてしまうのでご注意ください。
 

KORG KDM-3その他の機能まとめ

19種類のビート・パターン

0〜9拍子、2連符、3連符、3連符中抜き、4連符、4連符中抜きから、
ソン・クラーベ、ルンバ・クラーベなど様々なリズムパターンが収録されています。
リズムマシーン的に使って行くこともできます。

3通りのテンポ設定

本体正面のダイヤルをグリグリ回すか、
てっぺんのタップボタンで曲に合わせて叩いて設定することができます。

さらに側面のボタン長押しで、
機械式のアナログメトロノームに準じた振り子(ペンデュラム)での、
テンポ設定を行うことができます。

チューニング用の基準音を出すサウンドアウト・モード

主に出音の大きい金管楽器などを想定して搭載されているモードのようです。
C4(261.63Hz)~ B4(493.88Hz)の12音の基準音を出音できます。
A4は410Hz~480Hzの範囲で出音に対応しています。

アコギの場合はチューナーを使用することが大半ですのでほぼ使わないと思います。

タイマー・モード

デジタルメトロノームの多くに搭載されている機能です。
本機では1分から120分までと非常に細やかに、幅広く設定することが可能です。

メモリー・バックアップ機能

デジタルメトロノームならではの機能です。
直前に慣らしていたテンポやビート数、音色など全部メモリーします。
ただし、あくまで直前のものを記憶するため、バンク機能までは搭載されていません。

ロングバッテリー機能

長時間でも安心して使えます。連続稼働は120時間可能です。
また電源を切り忘れても20分ほどで自動オフになります。

電源は単4電池4本で稼働し、
購入時に単4電池4本が同梱・付属されています。

KORG KDM-3「注意点」まとめ

1.ちょっと値段が高い

小型のデジタルメトロノームの中では、かなり高い値段です。
もちろん高いだけあって機能が豊富でやれることが多いのですが、
最低限の機能だけ必要な場合は勿体なく感じるかもしれません。

2.バンク機能が無い

直前の設定(テンポや音声などなど)は記憶されていますが、
複数記憶を保持させるバンク機能はありませんのでご注意ください。

3.電源ボタンが押しにくい

前述の通り電源ボタンが、てっぺんの大きなボタンの配置ではなく、
少し押しにくい側面にあります。

おそらく持ち運びの際に誤って起動してしまうことを防止する意図から、
この配置されているのだと思いますが、少し不便さを感じるかもしれません。

おわりに

使い始めの頃はいろんな収録音を試しましたが、
使って行くたびに「アナログメトロノームの音」がとても落ち着く音でお気に入りになりました。

その後もずっとこの音固定で使い続けています。
運指の基礎練習にもコピー練習にも直感的に使いやすく、見た目もかわいいのでおすすめです。
 

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