運営者情報

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『アコギもっちり独学』運営者について

あら!!
こんなところまでご覧くださりありがとうございます!!
とっても嬉しいです!!

はじめまして。『mocchiri』と申します。
当ブログ『アコギもっちり独学』を運営しております。

もっちり@ゆびギター

mocchiri yubi guitar

アコギ・エレキ両方足して演奏歴20年ほどになります。
弾き語りにはじまり、バンドのギターボーカル、サイドギター、リードギターと演奏してきました。
現在は「ソロギター」に挑戦したくなり、エレキより転向してアコギを中心にギターを楽しんでいます。

近年ギター人口が著しく減り続けているとのことを知り、
「え?!こんなに楽しいのにどうして」と悲しくなってしまいました。
自分にもできることで「ギターの楽しさ」を伝えられたらいいなと思い、
2020年より当ブログ『アコギもっちり独学』をこさえはじめました。

…が、伝えるためには「自分でもしっかりわかってないと伝えられない」という当たり前のことに気が付きました

と言いますのも年数だけは長いのですが、

  • 最新の機材に対する恐怖症。
  • 演奏中、手は動いているけど自分で自分が何をしているのか実はよくわからない。
  • 「あれ」「それ」+擬音でしか説明できない演奏スタイルをあまりに長く続けてきた。

よくよく考えると「チューニング」にさえまともに向き合ってこなかった非常に恥ずかしいギタリストだったのです

 

結果的に2020年より反省をし、
自分でも学び直しを行いつつこちらのブログをこさえております。

「初心者の方」も「お帰りなさいの方」も、
私のような遠回りを避けて、一生モノのアコギを楽しんでもらえると幸いです。
アコギをはじめるか迷っている方もぜひはじめてみませんか。

アコギ・ギターと音楽の来歴

少年期

わたしがギターをはじめたのは、声変わりがしたかな?くらいの頃の冬の頃でした。
父の実家の納戸でホコリをかぶったアコギを手にしてからのお付き合いです。

少しずつオープンコードFコードを覚えたり、
ストロークアルペジオを練習したりしてアコギに親しんでいきました。
中でも一番上達の役に立ったのは、好きなミュージシャンの曲をコピーすることだったと思います。

「アコースティックギターマガジン」や「月間歌謡曲」といった雑誌に掲載されていた、
当時の流行曲のコード表を見ながらコピーするところから練習をはじめました。
SMAPやゆず、GLAYやL'Arc~en~Cielをコピーしたりして、
夢中で触っていた覚えがあります。

はい、楽しかったのも本当ですが、あれ?モテんじゃねえか?という下心もめちゃくちゃありました。

中・高校生期

その後エレキギターも練習しつつ、
中3か高校生の頃の自宅での学習中にラジオを聞くようになり、
アジアン・カンフー・ジェネレーションなどのバンド音楽に親しみはじめました。

同時期にラジオでカート・コバーンの10数年の追悼の企画がよく行われており、
Nirvana経由で90年代のオルタナ・グランジ系にハマりました。

(↑1990年代以降、いまだに世界中の楽器屋さんの試奏で耳にする曲第一位っぽいです)

モテないことの反動か、すっかり洋楽にかぶれた小僧になりました。

ロック系なんて自分には全く関係のないと思っていましたがNirvanaの「Even in his youth」を聴き、
家庭にも学校にも居心地の悪さを感じていた片田舎の少年には非常に刺さるものがありました。
「こんな身に詰まる内容を剣幕でこんな内容を歌うものが音楽になるのか」と、
どんどんの異なる言語圏の音楽にめりこみました。

異なる言語圏でも、ギターは同じようにプレイされていることになんだか感動を覚えたことも覚えています。
わかる範囲で耳コピに励み、ギターがどんどん楽しくなっていきました。

リアルタイムはガレージロックリバイバル直撃世代です。
オーストラリアのバンドのJET(当時ipodのCMで話題になりました)や、
アメリカニューヨークのストロークス、イギリスのリバティーンズなどが話題でした。


(↑いまだにコピーバンドよく見かけますね)

(↑富裕層の御子息達とは想像つかないロケンローさでしたね)

(↑80年代のThe Smithsとよく比較されていましたね)

以降は時代を遡って80年代、70年代、60年代の音楽を聞き、よくコピー演奏を行ってきました。

高校が弁当で、たまに学食に行きなさいと小銭をいただいていたので、
それをためてはTSUTAYAに通い5枚1,000円でCDをよく借りていました。
当時はYou Tubeもスマホもなく、パソコンすら触ったことがなかったので、
色んなCDについてくるブックレットやライナーノーツの情報から、
このバンドの影響元は〇〇でとか、△△の大ファンでなどの記載を見つけては、
超アナログに情報収集をしては聞いていったりという感じでした。
聞いて気に入ったものはとにかく耳コピしていっていました。

10代後半から20代

それからサンボマスターや銀杏BOYZにハマり、国内のバンド音楽を聞くようになりました。
特にサンボマスターのVo,Gtの山口さんのラジオやブログ(当時まだパソコンを触っておらず、ガラケーから必死に見ていました)などの情報から、
国内外のフォークやソウル、ブルースなどにはじめて触れました。
大変勉強になったことを覚えています(ありがとうございました泣)。

大学生になった後はバンド活動に熱中しておりました。
バンド演奏のために完全にエレキに持ち替えたため、アコギからは離れておりました。
誘われたり志願したりでいろんなジャンルの音楽を演奏しておりました。
メタルをやったり、フュージョンをやったりと、
節操なくおよそ「軽音楽」と呼べるものはなんでもしていた頃でした。

20代から30代

社会人になり仕事上の事務手続きやコミュニケーションの円滑化のためにも言語能力を高めざるを得ない日々がはじまり、
その努力がやっと身につき始めた頃になって初めて、歌詞をしっかり読み込んだり、世界観や背景への理解を深めることの面白さにも気が付きはじめました。

それまで音ばかり聞いておりましたが、例えば「さようなら」という同じ言葉一つでも、
曲調やメジャーコードかマイナーコードのどちらに乗せるかでも、
「より切なく」感じたり、言葉の印象と反対に「前向きな気持ち」にさせられたり印象が変わってしまいます。
文脈や意味合いがまるで様変わりするんだということに生まれてはじめて気がつけた頃でもありました。

このあたりを操る天才たちがアーティストと呼ばれる職種の方々なんでしょうね。

また同じ楽曲でもアコギで「弾き語り演奏」にアレンジすると明らかにまた違った顔を見せてくれるので面白いものです。

これがわかったことで10代20代に聞いてきたものに縛られずに最近の曲も楽しめるようになって嬉しいです。
もちろんその中心にはギター、アコギがあります。

色々手を出してみたなかで、はたして自分はいったい何が一番好きなんだろう?
という疑問をもっていました。音楽はしたいけどバンドをまたというのもなにか違う。
そんななかこの1、2年でソロギターやスラムギターという奏法を知りました。


(↑スラムギターの創始者ペッテリ・サリオラ大先生)

1人ぼっちでも、アコギ1本でもこんなに色んなことができるんだ!と感動したことをよく覚えています。

一般的に音楽から装飾を取り払うと、根本はメロディとリズムから成り立っているとよく言われております。
アコギは音楽の根本的な魅力に、非常に手軽に触れることができる素敵な楽器なんだと改めて気が付かされました。

そんなこんなでこれからはアコギを中心に、
「もっちりと」粘り強く知識と技術を身につけていきたいと思っています。

ギターには演奏年数は関係ありませんでした

「おまえぐらい年数やってないとやっぱりダメなんだろうな」
良く会社のひとや知り合いの前で弾いてみてと言われて恐る恐る弾いて、
年数を聞かれて答えた後に良く言われる言葉です。

むしろそんなことがあるのなら良かったですよ!(泣)
ほんとはもっとちゃんと上手くなってないとおかしい年数なんですよ!(泣)

経験年数は何にも表しません。
悲しいくらい年数と比例しません

学生のころなどはプロになりたいななどひそやかに思っておりましたが、
結局試す勇気すら出せず、社会人になってからはだんだん人前で演奏することからも縁遠くなっていきました。

子供の頃(からわりといい年まで)は比較的早い年齢でギターを弾き始めたため、
ひょっとしてプロになれるんじゃないかな?うふふ。
なんて愚かなことを「具体的な努力」無しに夢想しておりました。

ましてや「具体的な努力」を伴う少年野球の頃からはじめた野球選手の全員が、
少年サッカークラブの頃からはじめたサッカープレイヤーの全員がプロになれるわけではありません。

当たり前のことですが、そのことがしっかりわかるようになるのに随分時間がかかりました。
また、なにが「具体的な努力」そのものを指すのかということもわかるまでにかなりの時間がかかってしまいました。

そのため、これから始める方やせっかく再開しようとされている方には、
わたしのように遠回りしてほしくないという気持ちが非常に強いです。

音楽業界で見てきたミュージシャンたち

社会人になった後の数社目、ご縁があり音楽業界にて4年近く勤めてきました。

その際に様々なジャンルの、
様々な経歴のミュージシャンとお仕事をご一緒することになり、
一般の方とミュージシャンの方の違いを身近で見てきました。
逆に一般の方とミュージシャンの方との変わらない点も身近でたくさん感じてきました。

ミュージシャンは言語能力が高い

ミュージシャンは大きく2つに分かれます。
表現に重きを置くアーティストタイプと、
バックサポートに徹する職人気質なタイプです。

アーティストタイプの方の場合は、
「伝えたいこと」や「歌いたいこと」など、
「表現したいこと」が明確にある方が圧倒的にパワーがあります。

職人気質なタイプは少なくとも楽譜の読み書きができ、
理論にも明るい方が圧倒的に強いです。
また何より楽器チューニングを大切にされます。良いチューナーを必ず使う方ばかりです。
土台に基礎練習をしっかりされていることも。

また、どちらタイプでも音楽以外の趣味や造詣の深いことを持っている人が多いです。

共通していることが言語能力が高いことです
上手くいっている方で少なくともこの能力が高くない方はいませんでした。

アーティストタイプの方は、人に伝わる世界観構築に言葉を駆使しますし、
共同製作者に対しての適切な要求をするためにも言語能力が高い方が多いです。

職人タイプの技術系の方でも、
適切に依頼に応えるためにもこの能力がかなり高い方が多いです。

人知れずプロになりたい方には練習や音楽の造詣を深めることはもちろんですが、
言語能力を磨くことも非常におすすめしたいです。

まとめ

今までのわたしとギターや音楽との接し方を見直して、
読んでくださる方の役に立てるお話ができれば幸いです。

遠回りをされることを回避して、
アコギや音楽を楽しんでいただければとってもとっても嬉しいです