コードフォームで覚えるメジャーコード・オープンコード解説

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メジャーコードのコードフォームを覚えてみよう

Boy practicing a guitar
Free-PhotosによるPixabayからの画像

ギターを演奏するにあたってまずはじめに、
頻出のコードの押さえ方を覚えてみましょう。

コードとは和音のことを指します。
左手で指板上の弦を複数箇所押弦しておさえ、
押弦していない状態の開放弦と一緒に鳴らすことで、
きれいな和音が出せるようになっています。

C、D、E、F、G、A、Bの7つが基本コードとして知られていて、
ドレミの音階にあてはめると、
ドがC、レがD、ミがE、ファがF、ソがG、ラがA、シがBの形に対応しています。

・C=ド
・D=レ
・E=ミ
・F=ファ
・G=ソ
・A=ラ
・B=シ

このなかでもC・D・E・G・Aは明るい基本のメジャーコードとして、
開放弦を用いる「オープンコード」フォームで覚える最初のコードとして知られています。
ストロークアルペジオの練習と並行して練習していってみましょう。

指3本で押さえられるメジャーコードの「オープンコード」

指3本で押さえられるメジャーコードの「オープンコード」一覧
ご紹介した7つのコードのうち、
5つは利き手の反対の手の指3本で押さえて音を出せるようになります。
このような開放弦(押さえていない弦)を伴うコードフォームを、
「オープンコード」と呼びます。
アコギでは特に美しく響くため、頻出のコードたちです。

C、D、E、G、Aのコードはすべて、
人差し指と中指と薬指の三本の指だけを使用します。

メジャーコードのオープンコードその1「Cメジャーコード」

Cメジャーコードの指板図(ダイアグラム)
Cのコードは5弦3フレットを薬指で押さえ、
4弦2フレットを中指で押さえ、
2弦1フレットを人差し指で押さえます。

はじめのうちは指の開きもきつく、指先も痛いと思います。
ご辛抱頂いて、押さえたままサウンドホール側の手で、
6弦から1弦までじゃらーんと鳴らしてみてください。
その鳴った音がCコードとなります。

オープンコードは大抵、根音と第三音と第五音の三つの音から成り立った三和音の構成をしています。
例えばCコードだと6弦から数えて「×CEGCE」の並びとなります。
そのうち「C」がコードを構成する根音、「ルート音」となります。
Cから数えて三つ目の音となる「E」が第三音、
Cから数えて五つ目の音となる「G」が第五音となっています。

6弦x(ミュート)
5弦C
4弦E
3弦G(開放弦)
2弦C
1弦E(開放弦)

という音の構成になっています。

メジャーコードのオープンコードその2「Dメジャーコード」

Dメジャーコードの指板図(ダイアグラム)

続いてDのコードの押さえ方です。
Dのコードはギターの指板を何も押さえていない音、
開放弦の4弦と同じ音となります。

人差し指で2弦3フレットを押さえ、中指で1弦2フレットを押さえます。
最後に薬指で2弦3フレットを押さえてみてください。
その状態でじゃらーんと鳴らすとDのコードが鳴ります。

6弦x(ミュート)
5弦x(ミュート)
4弦D(開放弦)
3弦A
2弦D
1弦F#

という構成になっています。

メジャーコードのオープンコードその3「Eメジャーコード」

Eメジャーコードの指板図(ダイアグラム)
Eのコードはギターの指板を何も押さえていない音、
開放弦の6弦と1弦と同じ音となります。

人差し指で3弦1フレットを押さえ、
中指で5弦2フレットと薬指で4弦2フレットを押さえます。

6弦E(開放弦)
5弦B
4弦E
3弦G#
2弦B(開放弦)
1弦E(開放弦)

という構成です。

メジャーコードのオープンコードその4「Gメジャーコード」

Gメジャーコードの指板図(ダイアグラム)
Gのコードも最初指の開きがきつく感じる形です。
人差し指で5弦2フレット、中指で6弦3フレット、
薬指で1弦3フレットを押さえます。

Gのコードはギターの指板を何も押さえていない音、
開放弦の3弦と同じ音となります。

6弦G
5弦B
4弦D(開放弦)
3弦G(開放弦)
2弦B(開放弦)
1弦G

という構成です。

メジャーコードのオープンコードその5「Aメジャーコード」

Aメジャーコードの指板図(ダイアグラム)
Aのコードはギターの指板を何も押さえていない音、
開放弦の5弦と1弦と同じ音となります。

Aのコードは人差し指と中指と薬指で、
それぞれ2フレットの4弦と3弦と2弦を押さえて鳴らしてください。

6弦×(ミュート)
5弦A(開放弦)
4弦E
3弦A
2弦C#
1弦E(開放弦)

という構成です。

オープンコードをよりきれいに鳴らすために

回数を重ねて音を出すことに余裕ができてきましたら、
弦を押さえる際はできる限り指の先で押さえられるように頑張ってみましょう。

また隣合う弦に押さえている指が触れないように、
可能な限り指が立つような形で押さえられるように気をつけてみてください。

親指はネックを握り込むようにして6弦側のへりに引っ掛けられると、
力がより入りやすいです。

さらに余裕ができてきましたら、
CとAを鳴らす際は6弦に軽く親指を触れさせて、
6弦だけ鳴らないように消音(ミュート)をしてみましょう。

Dの場合は6弦に加えて5弦もミュートして鳴らすとよりきれいにコードが鳴ります。

この積み重ねがあとあとの演奏に役にたってきます。
これらを押さえられるようになりましたら、
少なくとも1曲の伴奏演奏ができるようになってきます。
ワクワクです。

まとめ

はじめは押さえるだけでも慣れない指の動きで筋肉や関節が疲れたり、
何より鉄製の弦を柔らかい指の先で押さえるため非常に痛くなると思います。

継続していく中で指の疲労が貯まりにくくなり、
指の先も硬質化して弦を押さえることが楽に変わっていきます。
なんとか頑張ってみましょう。

私がコードを覚えようとしていたときは、頭にコード名を思い浮かべて、
その指の形を瞬時に作れるようになるまで、普段の生活の中で人知れずやってみたりしていました。

スポーツや格闘技などもそうかもしれませんが、体で覚えてしまうまで、
指で覚えてしまうまでできるとよいです。

自転車の乗り方や泳ぎ方のように一度覚えてしまうと、
時間が空いても体が覚えてくれています。

ある程度のコードが押さえられるようになりましたらほぼすべての、
ギターによる伴奏演奏の入り口が開いていきます。

コードの余談

このように基本コードに頻出のものは基本三和音で構成されていますが、
今後使って行くことになる「7thコード」などは三和音に1音足されて四和音で構成されています。
内訳としては、ルート音に対して7番目の音が含まれているためです。

さらに7番目の音が加わる場合もあり、その場合は「テンションコード」と呼ばれる構成になっていきます。
演奏できるコードフォームが増えていくと、より細やかに演奏を楽しむことができますので、
少しずつ覚えていきましょう。

おまけ:stand by me をカポをつかって弾いてみる

スティーブン・キング原作の映画主題歌の『stand by me』。
ギター、特にアコギをはじめた際によく演奏される名曲です。

カポタストを2フレットに使用して、
Stand by meのコード進行を演奏してみましょう。

スタンドバイミーのコード表
コードは全部で4つ使用します。
少し変形させた形のコードが出てきますが指板図を掲載いたしますので、
ご覧いただき押さえてみてください。

カポタストをつけた場合、
カポタストをつけたフレットがナットの位置と見立ててコードを押さえていきます。

使用コードはG、Em(上のEから人差し指のみ押さえるのを離した形)、C、Dです。
順に弾いて繰り返すと、曲の進行通りの伴奏が完成します。

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