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ペンタトニックスケールの効能
「ペンタトニックスケール」は、ギターソロやアドリブに頻出のスケールで、
習得すると運指の流れの予測がつくようになります。
覚えてしまうと適当に弾くだけで「ぽい」フレーズを弾けるようになります。
アコギもエレキも10年以上演奏してきた、
ペンタトニックスケールにお世話になりっぱなしの筆者が図解いたします。
ペンタトニックスケールの構成

「トニック(tonic)」は主音・キーの音という意味を持っており、
「スケール」は音階のことを言います。
一般的に音階(スケール)は7音で構成されており(一番有名な音階がCメジャー・スケールの「ドレミファソラシ(音名だと「CDEFGAB」)」です)、
そこから2つの音の抜いて5音で構成されるものがこちらの「ペンタトニックスケール」と呼ばれます。
ギタリストが一番初めに習得するスケールで、
メジャーとマイナーの押弦ポジションを習得するとキーを移調しても使いまわしていくことができます。
Cメジャーペンタトニックスケール
理屈はさておき、こういうものは乱暴ですが指で覚えてしまったほうが早いです。
なぞって弾いていくと、不思議としっくりきます。
半音ずれて弾いてしまうとなんだかしっくりこない印象になります。
便宜上、形が覚えやすいためCのスケールでご説明していきます。
Cメジャースケールから4番目の「F」と7番目「B」を抜くと、この「Cメジャーペンタトニックスケール」になります。
Cメジャー・スケールは7音に対して、Cペンタトニック・スケールは5音になっています。
音名だと「C,D,E,G,A」となり、ドレミだと「ド、レ、ミ、ソ、ラ」となります。
開放弦から数えていくと押さえるべきポジションがすべて把握していくことができます。
画像のポジションをなぞって弾いていくと、指で覚えていけます。
Cマイナーペンタトニックスケール
Cナチュラルマイナースケールから2番目の「D」と6番目の「A♭」を抜くと、「Cマイナーペンタトニックスケール」になります。
ルート音と短3度、全音、全音、短3度から構成されています。
音名だと「C,E♭,F,G,B♭」、ドレミだと「ド、ミ♭、ファ、ソ、シ♭」となります。
こちらも開放弦から数えていくと押さえるべきポジションがすべて把握していくことができます。
画像のポジションをなぞって弾いていくと、指で覚えていけます。
まとめ
これらは特に有名な運指ポジションなので、
指でおぼえてしまうとたいていのキーで使い回していけます。
こちらにハンマリングオンやプリングオフ、スライドなどを組み合わせていくとより様々な表現ができてもっと楽しめます。