ギターストロークのコツとパターン解説【アコギ初心者さんへ】
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おもち
英語だとstrumかstrokeで通じるらしいですよ

アコギ脱初心者の第一歩/ストロークとは

ストロークとはアコギを演奏するための一番ポピュラーな奏法です。
サウンドホール上6弦から1弦までをジャラーンと鳴らしていきます。
ジャカジャカというアコギらしい擬音はすべてこの奏法のイメージです。

6弦から1弦方向へ鳴らすことを「ダウンストローク」、
1弦から6弦方向へ鳴らすことを「アップストローク」と呼びます。

人差し指で行う場合は、
人差し指の第一関節の上に親指のおなかを軽く置いて演奏します。

ダウンストロークの際は人差し指の爪と指側面が、
アップストロークの際は人差し指のおなかがわの側面が、
弦に対してあたって音が出ます。

ダウンとアップを繰り返しつつ、
反対の手でコードを変えていくことで曲を演奏していきます。

アコギストロークの動きのコツ

アコギストロークのコツは、
ハンカチを忘れた際の手洗い後の手の動きにあります。
手の水滴を切る動きがとてもぴったりなのです。

水滴を払う一発目の振りがダウン、その反動の手首の返りがアップ。
手首のスナップをつかいます。

水滴を払う動きをやっていただくとおわかりになるように、
力は全然入っていない状態で行っていきます。

【ストローク習得に】ピックを使ってみよう

人差し指だけで演奏していくのは指も爪も痛くなってきますので、
ギターピックを使ってみましょう。

三角形のおにぎり型のピックがおすすめ

ピックにもいろいろ形がありますが、
ストロークにはおにぎり型のピックが使いやすいです。
ティアドロップと呼ばれる形でもいけるのですが、
より細かい動きに便利なため、
単音を弾いたりエレキギターでのギターソロを弾いたりのほうが用途が多いです。

特にストロークの手首の動きをからだに覚えさせる際は、
おにぎり型ピックをおすすめしています。

なかでも薄いピックがおすすめ

ピックには形だけでなく薄さにも種類があります。
ストローク練習の際は一番薄い「thin(0.5mm以下)」がおすすめです。

なぜかというと、ストロークのもうひとつのコツとして、
弦に対してストロークの力を負けさせる感覚をからだに覚えさせる、
というものがあるからです。

その際に薄いピックはかなりしなるため、
ストロークの感覚を身に着けやすいです。

力を抜く練習として、
試しにゆっくりと6弦から1弦までピックをあてておろしてみましょう。
ペテンペテンとピックしなりつつ弦に引っかかりながら1弦まで下がっていきます。
下まで降りましたら、
逆に1弦から6弦までピックを弦に当てながら上げていきましょう。

ただ薄くてしなる分割れやすいので注意してくださいね。
まとめて買っておいて使っていくのが便利かもしれません。

これができれば安心/アコギストロークパターン

ストロークにはいくつかのパターンがあります。
中でも一番頻出で、習得するとかなり使いまわしがきくストロークパターンがこちらです。
stroke.pattern.famous
図は左から右へ進行します。
凹の字を反転させたような記号が振られているところが「ダウンストローク」を示し、
vの字のような記号が振られているところが「アップストローク」を示します。

頻出ストロークパターンの構成
  • 1.ダウンストローク
  • 2.ダウンストローク
  • 3.アップストローク
  • 4.我慢(空振り)
  • 5.アップストローク
  • 6.ダウンストローク
  • 7.アップストローク

ダウンストローク、ダウンストロークと続き、アップストロークをします。
その後一拍分音を伸ばしてピッキングをしないように我慢します。
手の動きは止めないほうが演奏がスムーズですので意図的に弦に対して空振りをさせます(空ピックとも呼ばれています)。
我慢の後、またアップストロークから再開し、最後にダウンとアップストロークをして一回しが完成します。

オノマトペですと「ジャンジャジャージャジャカ」という印象になります。
このストロークパターンを覚えておくと、大抵の楽曲のストローク演奏に対応することができます。

アコギ演奏/様々なストロークの方法

ストロークの動きを身に着けましたら、様々な方法のストロークにも挑戦してみましょう。
何でストロークするか?でも音の印象も演奏性にも変化が出ておもしろいです。

(1)ピック以外のストロークその1/爪ストローク

ピック無しで演奏する際は爪を用います。
人差し指の爪をメインで使って行く方法です。
厳密には次の項のフィンガーストロークの一種でもあります。

ピックを持っているときのように軽く曲げた人差し指の側面に親指を添えて、構えて上から下まで弾き切ります。
親指を添えることで爪への負担を軽減しつつ、ピックとは違うニュアンスの演奏が楽しめます。
爪の手入れをしたり、補強をして育てることも必要に応じて取り入れていきます。

とっさのピックを持ち合わせていない場合や、落としちゃったときなどにも用いることができます。

(2)ピック以外のストロークその2/フィンガーストローク

ピック無しのストロークと言えばフィンガーストロークが非常に魅力的でおすすめです。
薬指、中指、人差し指の爪を流れるようにダウンストロークをしていきます。
要領としては、手をじゃんけんの「グー・パー」の「パー」の感覚で広げて爪を弦に当てていきます。
薬指と中指で特に高音を強調する方法に「ネイルアタック」と呼ばれるものもあります。

アップストロークの際は親指の爪で演奏していきます。
こちらはじゃんけんの「グー・パー」の「グー」の感覚で軽く握りこみつつ親指を反らして爪を当てていきます。

パワフルかつ指をそれぞれ自由にコントロールしながらストロークができますので、
慣れるまで難しいですがとてもたのしいです。

スラム奏法の際などにも非常に役に立ちます。
またソロギターの際はアルペジオ主体で組み立てているところ、
ここぞというときにフィンガーストロークを組み込むと、とてもかっこよくなります。

 

 

広義のピッキングとしてのストローク

ストロークを細かく分割して、1弦1弦を演奏していくと「ピッキング」と呼ばれる状態になります。
より細やかな表現をしたり、インストゥルメントを演奏する際に役立ちます。
その際も手首の脱力の習得が大いに役に立ちます。

カッティング/リズミカルなストローク

弦をどこも押さえずに指板の上に指を置いた状態でストロークをしてみましょう。
チャカチャカという空振りの音が出ますね。これを演奏に用いていくのがカッティングとなります。
ファンキーなジャンルをはじめ、テンポの速い曲の演奏の際などにとても役に立ちます。

余分な弦をミュートしつつ、
必要な箇所だけを音を出して演奏していきます。
コードを押さえている場合はもちろん、単音を押さえている際にも決まります。
ピッキング側の手も重要ですが、指板側の手のミュートの精度が非常に関わってきます。

まとめ

ストロークができれば基本動作はほぼ完成ですので、
指板図とコードのわかる譜面を見てどんどん曲を演奏していけます。
演奏できる曲が増えると、一気にアコギがおもしろくなっていきますよ。

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