【図解】アコギの構成 各部の解説
Nico MarschangによるPixabayからの画像

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アコギを手に入れた方、おめでとうございます。
お久しぶりにお手に取った方、おかえりなさい。
アコギ転向の方、いらっしゃいませ。

今回はアコギの部位・パーツの名称と役割を、
改めて確認していきます。

パーツの名前とその役割を押さえておくと、
触っていく中でより目的がはっきりして上達の役に立ちます。

またこれから長く付き合って行く中で生じてくる、
メンテナンスの際にも前提知識としていつか役に立てていただければ幸いです。

知ってるよ!という方もどうぞ確認がてらお付き合いください。

おおまかなアコギの構成

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JJuniによるPixabayからの画像

いわずもがなアコギは木製の弦楽器です。
張った鉄の弦を振動させ、
本体の中の空洞部分で振動音を反響させ音量を得て音を鳴らす作りになっています。

大きく分けてアコギには

・ヘッド
・ネック
・ボディ

という3つから構成されています。

この3つの構成を踏まえて話を進めます。

アコギ 『ヘッド』の構成

先端の方から見ていきましょう。
こちらは「ヘッド」と呼ばれています。
本体ボディから伸びた部分の先端に位置しております。

このヘッド部の上側に大抵かっこいいギターメーカーのロゴマークがデザインされています。
自動車のエンブレムみたいな印象です。

中古でギターを見る際はとりあえずここを見るとメーカー製のものか、
怪しい面白そうなものなのかなどの雑な判断がつきます。

アコギ ヘッドの各部その1 『ペグ』

さらにヘッド部を見ていきましょう。

続いて左右に3つずつ、
合計6つ付いている金属のねじ巻きのような部分。
こちらは「ペグ」と呼ばれております。

このペグを巻いていくことによって、チューニングを合わせていきます。
ペグの精度によってはよりチューニングが狂いにくいものもあります。

アコギ ヘッドの各部その2 『ストリングポスト(ペグ穴)』

ペグと同じく左右に3つずつ、
合計6つ付いている金属部分、
こちらは「ストリングポスト」と呼ばれております。

この穴の部分にボディ側から伸ばしてきた弦の先端を差し込み、
その後ペグを回して締めていき、弦が固定されます。
大抵の場合「ペグ穴」などと呼ばれている部位です。

ヘッド部分を終わり、ネック部分へと移動します。

アコギ 『ネック』の構成

ギター本体側からヘッドに向かってスラッと伸びている部分、
こちらを「ネック」と呼びます。
ネックでは「ナット」と「指板(フィンガーボード)」と「フレット」が大事な部位になります。

アコギ ネックの各部その1『ナット』

ヘッド部分とギター本体側から伸びてきた部分との境目に位置する白い部分、弦が引っ掛けてある部分があります。

こちらを「ナット」と呼びます。
ヘッド側で弦を支えて安定させるように働きます。

振動を本体に伝える役割もある上、
実際の演奏上の問題として弦の高さにも関わってきたりと案外とても重要な部位となっております。

すり減ってくるとチューニングが狂いやすくなるため、鉛筆の芯でナットの溝を塗って応急処置をするという手法も多々ありました。
かつては象牙が用いられていたこととの兼ね合いですね。
材質によって音が変わります。

アコギ ネックの各部その2『指板図(フィンガーボード)』

ギターを演奏するにあたり、
利き手の反対の手の指で弦を押さえていく箇所になる「指板」が乗っかっております。
コードの記事などで「指板図」を掲載しておりますが、この指板図こそ、
演奏している際の演者の視点の位置から「指板」を覗き込んだ際の並びになっております。

フィンガーボード上に張られている6本の弦は厚さが太いほうから

6弦
5弦
4弦
3弦
2弦
1弦

となっております。
6から3弦は一般的に「巻き弦」という芯の鉄線に異素材を巻き付けて厚みが出された弦が張られております。
2から1弦は「プレーン弦」という細い弦が張られています。

アコギ本体だけでなく弦の違いでも音が非常に変わります。

アコギ ネックの各部その3『フレット』

またネックの指板上に埋め込まれている金属の棒、これを「フレット」と呼びます。
ギターを演奏する際は、このフレットとフレットの間の弦を押さえて振動させて出したい音を鳴らしていきます。

フレットが打ち付けられている位置は、半音(ピアノでいう黒鍵分)づつ区切られております。
ボディ側に近いところを押さえれば押さえるほど高い音がなり、
ヘッドに側に近い方を押さえるほど低い音が鳴ります(一番低い音はどこも押さえていないで鳴らす開放弦です)。

ナットとヘッド側から数えて1つ目のフレットの間を「1フレット」と呼び、
以後2フレット、3フレット…と数えていきます。
どのポジションを押さえるかの目安になります。
フレット一つ分ごとに音が半音あがっていきます。

また弦を押さえる場所の呼び方にもルールがあり、「〇弦の×フレット」などと呼びます。
例えば「6弦の1フレット」というと、
6弦のナットと1フレットの間の指板上の弦を押さえることを指します。

同じように、「2フレットの4弦」というと、1フレットと2フレットの間の指板上の4弦を押さえることを指し、
「5フレットの1弦」というと、4フレットと5フレットの間の指板上の1弦を指します。

アコギ 『ボディ』の構成

最後にボディを紹介します。こちらで音が大きくなります。
利き手が活躍する部位です。

アコギ ボディ各部その1『サウンドホール』

このサウンドホールの空洞によって音が大きく増幅され、豊かなあたたかみのあるアコギ特有の音が出ます。エレキギターとの一番大きな相違点です。

アコギ ボディ各部その2『ピックガード』

主にピック演奏の際に振りかぶったピックや手でギターのボディを削ってしまわないようにつけられています。
デザインの重要な一部となっております。
黒かったり赤みがかったりしています。

アコギ ボディ各部その3『ブリッジ』

最後にブリッジ部分をご紹介します。
「ブリッジピン」や「サドル」のある部分を包括して「ブリッジ」と呼びます。

ブリッジの各部その1『サドル』

ブリッジ部分で弦を受け、弦の振動をボディに伝えてくれるパーツです。
こちらも材質によって音が変わります。
サドルの高さにより、弦の高さ(弦高)が調節されますので、
これ次第で利き手の反対側の弦を押さえる方の手の演奏のしやすさが格段に変わってきます。

ブリッジの各部その2『ブリッジピン』

ブリッジの6つの穴に、弦の玉のついた部分(ボールエンド)を入れる際、
上から6つの弦を押さえて固定し、弦の振動をボディに伝える役割があります。
こちらもナットやサドルと同じく、
材質で音が変わるため交換用パーツが複数出回っております。

まとめ

いろんな教則本を読んだり、動画で講座を受けたりする際も、
アコギの各部の名前がよく出てきます。

覚えていると学習がよりスムーズになりますので、
少しずつ慣れて覚えていきましょう。

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